2015年5月9日土曜日

ドゥカティ:2015年4月 DUCATI史上 過去最高の販売月間

Italia on Road web版からの翻訳記事

ソース:Ducati: aprile 2015 mese record assoluto di vendite nella storia di Borgo Panigale

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ドゥカティ:2015年4月 DUCATI史上 過去最高の販売月間


2015年のドゥカティ・モーター・ホールディングは最高の結果で始まった。
モーターサイクルを販売・生産を一貫して行うボルゴ・パニガーレの会社での、過去5年間の上昇傾向を確認。


7309台の顧客へのデリバリーによる、4月の月間記録は史上最高記録。前年同月比29%アップ。前回の月間最高記録は2012年5月、6500台をデリバリーだった。
2015年の最初の4ヶ月合計では、前年同期比10%増の17881台の車両を販売し、ボローニャのモーターサイクルカンパニー史上最高を記録している。

現在の目標は、2015年のドゥカティのモデルレンジを特徴付ける、スクランブラー、1299パニガーレ、新型ムルティストラーダなどの新製品の導入によって、極めてポジティブ。これらの技術的な革新は、その革新的なスタイル、技術と性能のおかげで、世界中の新規顧客と共にドゥカティスティと呼ばれる情熱的な観衆を席巻している

2015年4月は、欧州諸国で特に重要な成長を記録した。前年同月比で、ドイツ+52%、スペイン+54%、イギリス+50%、フランス+13%、そしてイタリアではスクランブラーの販売がモーターサイクル過去最高記録となる+69%。

欧州でのポジティブな傾向を確認したアメリカでの受注は、ドゥカティ最大のマーケットとなる役割を強化している。海外での2015年のニューモデル(の導入)は物流の理由により(遅れているが)、ボルゴパニガーレのより重要かつ大切な成長へ向けての目標への、楽観と信頼が近日中に来ることを保証している。


  • 2015年4月 7309台のデリバリー
  • 前年同月比+29%は記録的な水準。ドゥカティ年間10%成長の始まり
  • イタリアでの4月はスクランブラーがベストセールスになり、記録的な成長(+69%)
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昨年のセールスリザルトは、過去最高を「作った」感が否めなかったわけですが(参考:2014年のドカティ販売結果)、それに比べれば今年の1~4月期はポジティブと言ったところでしょうか。
特に、欧州市場での改善が著しいようです。欧州以外の数字が出てこないところを見ると、他の国は現時点でポジティブとは言えない結果なんでしょうね。

日本もいつものごとく、ニューモデルの投入が遅れているわけですが、ニューモデルのデリバリーが始まった時にどうなるでしょうか?





2015年2月16日月曜日

2015 FIM公認車両リスト SBK、SS、 STK、EWC 

今週末から始まるスーパーバイク選手権を前に、ようやく公認車両リストが発表されました。

リンク先:PDF注意
Listing of FIM homologated motorcycles for 2015


SBKカテゴリでは、新規公認は以下のとおり

  • APRILIA RSV4 1000 RR/RF JAN 15 – present 
  • BMW S 1000 RR JAN 15 – present (+ABS, DTC, Electronic Gear Assist, DDC, forged wheels)
  •  DUCATI 1199 PANIGALE R FEB 15 - present
  • YAMAHA YZF R1/R1M (2015 model) JAN 15 – present (R1M with forged wheels)

ニューモデルが車両公認台数の1000台が生産できるかどうかが注目のMVアグスタですが、なんと

  • MVAGUSTA F4 RR JAN 14 – present (+ 2015 Model parts updates)

という形でリストになっています…
部品のみのアップデートで公認って…どうなんだろうか
レギュレーションには、1.5で「プロダクト アップデート」が可能(部品自体に問題が生じた場合、あるいは改良されるようなケースへの対応だと思われる)であると書かれているが、以下が変更された場合には、新規にホモロゲを取得しないといけないと書かれている。

  1. 新しいエンジン番号範囲
  2. 新しい車体番号の範囲
  3. クランクケース
  4. スロットルボディ
  5. エアボックス(インジェクタ含む)
  6. フレーム:ディメンジョン(ホイールベース、キャスタ角、スイングアーム取り付け位置リアショック取り付け位置)と重量、テクノロジー
  7. シリンダー、シリンダーヘッド、カムシャフト、コンロッド、カムシャフト、吸排気バルブ
つまり、パフォーマンスが変化するような変更は、新規にホモロゲーションが必要ですよという、割と当たり前の話。
2015のMVアグスタのホモロゲーションがどうなっているのかの詳細は不明です。


Supersportの公認車両は変更なし。※画像省略



Superstock 1000 並びに Formula EWC の公認車両リストは、アプリリア、BMW、ヤマハのみ更新。ドカティは公認申請が間に合ってないんだろうな。SBKの方も、2月更新とギリギリのタイミングだし…
これについては、今月末あるいは来月に公認車両リストがアップデートされると思われます



※注)
公認車両リストにおける「end」とは、生産が終了しているモデルのこと。「present」は現在生産中のモデル。
過去のモデルで「end」が付いているモデルでも、リストに掲載されている場合は公認が有効である。
つまり、このリストに掲載されていないモデルは、公認されていない。
基本的に、公認期間は申請から5年であるが、再申請すれば延長される。




2015年2月12日木曜日

グリップのワイアリング

たまにはTipsらしい投稿を…

ツイッタのTL上でグリップのワイアリングがネタになっていたので、ちょっと解説。
ググれば色々出てきますが、流派とかあるみたいなのであくまでもその一つということで。



ワイアは、ワイアリング用として市販されているものが良いです。細すぎると撚った時に切れるし太いとなじまないので、0.6mmぐらいのステンレスワイアを使用します。
ボトルの中から引き出すタイプのほうが、なにかと使いやすいです。

ワイアーツイスターは無くても出来ますが、あったほうが楽しいです。


まず、最初にワイアを掛けます。2本で左右を縛るか、3本で縛るかはグリップの溝とかと相談ですが、3本で縛る場合は左右を先に縛ってしまうと真ん中がたるむので注意が必要です。

ワイアを掛けるときは2週させます。この時、上側の部分でワイアがクロスしないように気をつけます。クロスするとその部分が盛り上がるので、見た目がかっこ悪いです。平行にワイアを並べてください。

縛り目を何処にするかはそれぞれ流派によって異なるようですが、下側で手のひらに触れない範囲が良いと思います。下の図で赤い矢印の範囲になると思います。





ワイアを適当なテンションで引っ張りねじります。引っ張りすぎるとグリップが切れますし、緩いと意味が無いですから適当に。









大体、5~6mm残して切ります。










ここから先の作業は、ラジオペンチなどの先が細いほうがやりやすいです。







切ったら、それを半分に折り曲げるようにします。(完全には折らない)








折った先を、グリップのラバーに押し込みます。








切り残し全体が収まるように、さらに押し込んで完成です。


2015年1月23日金曜日

2014年のセールスリザルトを踏まえてのドゥカティ販売戦略に対する懸念(イタリアwebサイトより)

先日のエントリーで、2014年のドカティの販売台数レポートを、わざわざイタリア語から翻訳して載せたんだけど(ブログエントリ:2014年のドカティ販売結果)、すぐに日本語リリースがドゥカティジャパンから発表されてしまった。(ドゥカティ、2014年に45,100台のモーターサイクルを販売して記録を更新
どうせ、リリース出さないんじゃないかと思って訳したんだけど、あっさり裏切られました…

微妙にニュアンスが異なる部分もあるのですが、まぁそれはそれとして置いておきます。


ちょっとくやしいので、関連したニュースをイタリア語サイトから拾ってきました。
ソース:Italia in road web magazine: ドカティは新しい+2%アップのセールスレコード、しかしイタリアは-14%。他の国では?


プレミアム感を維持しつつも、低価格モデルを出すというのは結構難しいと思いますけど、一方で「ハイエンドイメージで、ローエンドを売る」という戦略も重要ですよね。

先日のBMWの販売台数(123,495台/2014)のレポートを見て思ったのは、ドカティは如何せん生産台数が少ない(45,100台/2014)ので、生産コストを下げるためのスケールメリットがあまり期待できない。結果的にコスト高になってしまうので、低価格帯マーケットで他のメーカーと同様に勝負するのは、実質的に難しいと思うんですよね…

なおかつ、バイクなんてフォーマットが変わらないとコストダウンも限界があると思うのですよ。つまり、シリンダの数減らすとか、タイヤの数減らすとか…
つまり、2気筒でやってる限りは、利益減らすだけになりかねないのよねぇ…

レポートの最後の一文には、強く同意します。



以下、上記webサイトページの訳です。
※途中何言ってんのかわからないところもあったので、結構意訳です。ご了承ください…
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ドゥカティは新しい+2%アップのセールスレコード、しかしイタリアは-14%。他の国では?


ドゥカティモーターは、2013年比+2%の新記録45100台をデリバリーして5年連続の上昇傾向をマークした。

しかし、残念ながらヨーロッパマーケットの3%の減少に対して、イタリアマーケットでは4284台、14%マイナスの大幅な下落を記録した。

確かに経済危機の影響は大きいが、大きな問題は価格とボローニャでの生産に高いコストが掛かることにある。

多分ボルゴパニガーレは、まだ理解していないこの長い危機(2008年に始まった)は、限られた経済危機ではなく、構造的な問題である。
古き良き時代が再び訪れることはありません。(消費社会の中心である)中流階級が事実上消滅し、もし回復する場合でも効果が感じられるまでには時間がかかるだろう。

2014の販売の数値を読む前にさえ、すでに私はいくつかの時間前に書かれたメモの中ですでに、ハーレーダビットソンと比べた時に、ボルゴ ・ パニガーレがマーケットのニーズの変化、特にイタリアマーケットの変化について正しい理解しているのかどうか疑問を持っていた。

多分、ドゥカティはモデルの所有が1年を超えることはなく、ドゥカティを所有することは貴重な特権であるといまだに信じている。

マーケッティングによって(戦略を)決定しているHDは、ドゥカティとわかりやすく比較することができる。彼らはモーターサイクリストのニーズの変化を反映していて、8000€以下の表示価格を持った500と700ccの小型モデルの戦略を始めている。

KTM、トライアンフ、日本メーカーとMVアグスタの一部では、新しい市場の動向を見極めて、現在のマーケットのニーズに沿った技術的な確信を持つ多くのモデルをEICMAで発表した。唯一ドゥカティだけが、それらの路線とは逆のよりプレミアムなモデルだった。

小排気量モデル…極東アジアの新興国は全く素晴らしい売上高(年間数百万台の)に到達できるが、すぐにヨーロッパのトレンド(ユーティリティ、メインテナンス、保険料)と同じ傾向になる可能性があり得る。

法律による規制、維持費、交通渋滞の激しさを鑑みると、150馬力を超えるパワーは、サーキット上もしくは飲み屋の席についてテクニカルデータをひけらかすことにしか使うことができないだろう。



200馬力のパニガーレ、162馬力のムルティストラーダ、150馬力のモンスター、などは顧客の比較的近い周辺にしか販売できない。私は近年のドゥカティの顧客を構成する一つのハードコアな顧客が居なくなることを懸念している。

これらのモデルが持っている全ての高価なエレクトロニクスは最先端である:しかし、160とか200馬力の出力を生み出し、それらを扱いやすくするためにパワーを制御するエレクトロニクス「メディア」を装備することはどのような意味があるだろうか?

間違いなく「若くない」世代である潜在顧客は、実際にはその機能の1割も使用することが出来ない、スマートフォンみたいなメーターパネルには興味をひかれることはないだろう。

私は、ドゥカティの目指す道がフェラーリの2輪版になることであると考える:とはいえ、私が繰り返し言っているようにそれらの2つはの異なる世界である。関連する数字は非常に異なっているし。顧客も同様に全く違う。

2つのクライアントの哲学は実質的に異なっていると信じている:ドゥカティは、自分自身のために、しばしな大衆の好みとは反対する情熱家が購入する。一方、フェラーリは逆にステータスのために購入する、他の人に「俺、フェラーリ持ってるぜ!」って言うことが出来る。

イタリア製のドゥカティの戦略では、今のところ年間4000台程度販売されている。私はそれが経済危機の問題だけではないと思っている。ポイントは、ハイエンドバイクでさえいまだに消費材であるということである。

1万€以下のドゥカティは存在しない。それは、最も忠誠心の高い顧客を失う可能性があることを懸念し、このレンジの発展についてフォローするつもりがないからである。

私は、この10年間の後半に、新興の日本の産業によってもたらされた欧州の特にイタリア・イギリスでの主要産業がほとんど占領された、70年台の失敗を繰り返すことを望まない、それはその時でさえマーケットの需要の変化を解明できなかった。

新興国でのプレミアムな商品の設定には夢がある:しかし例えばブラジルではドゥカティを年間6000台販売するようになるのにどれ位の時間がかかるか?この国にはモーターサイクルの伝統がない。

最終的な懸念は顧客の反応がより汎用性の高い方に向かいドゥカティが縮小することである。

もし、SBKとMotoGPチャンピオンシップでの残念な結果によるイメージの低下を考慮するならば、全ての懸念はますます根拠の無いものになるであろう。

このような背景により、イタリアでの販売の減少は予想されたものであった;ただのイタリア製の商品にならないように、プレミアム商品であることを強く主張するのがせいぜいである。私達は、すくなくともスクランブラーがあたらしい道を切り開くことを願っています:もしイタリアでの販売がさらに縮小する場合には、自国では輸入車になる可能性が高い。つまり「預言者は故郷で受け入れられない(Nemo propheta in patria)」ということである。すくなくともイタリア以外の他の国ではドゥカティは輸入車としての魅力を維持し続けていることを願っている。

しかし、少なくともディーラーは、イタリアの市場で戻ってくるバイクの数が少ないのが問題であることに留意する必要がある。イタリアの起業家の誰が、自分で投資して最悪でもプレミアムなバイクを年間に2~300台のバイクを販売しなければならない店を作るだろうか?

さらにくわえて、ローマでドゥカティが直営店を運営している選択(強制?)のことを考えるべきである。ローマは最も頼りになる大都市の一つである。

マルチブランドの販売店からの転換への最終的な解決策は、プレミアムバイクのイメージとは全く対照的になる。

そして、私が考える最善の解決策はローマの例と、地域や特に大規模な地方の場合では、エリア全体に配置されたドゥカティポイントと結び付けられた直営店をオープンすることにあると思う。これによって、顧客はアシスタンスを受けたり、最終的にはオフィシャルストアで購入した後の車両のデリバリーの交渉を必要とする事ができる。

マーケッティングのエキスパートではないので、私の意見は非常に個人的なものである。しかし、私はこの主張に傾いている。何故ならば、私の懸念は、将来の「私の」ドゥカティのためにある。

結論として、私は「プレミアム」バイクの概念に異なった解釈をしている:「プレミアムとは、製品の品質と卓越したアフターセールスである」と…



2015年1月16日金曜日

2014年のドカティ販売結果

2014年のセールスリザルトの記事を見かけたので、取り急ぎ翻訳です。


昨年比+2%ってのは、なんとかギリギリで数字を作った感はありますね。
11月の段階で、昨年に引き続きセールスレコードを記録したBMW Motoradに比べると厳しい状況であると言えるのかもしれません。
アメリカに次ぐ主要マーケットの、自国イタリアでの減速が大きいですよね。イタリアは相変わらず景気が良くないようで…


ソース:Mondo Ducati facebookページ

2014年のDucati Motor Holding S.p.Aは、2013年の販売台数に2%プラスした45,100台を提供して、新しいセールスレコードを記録した。これは、5年連続のプラス成長傾向である。


新しいモデルの導入による販売台数の増加が、マーケットの不確実性にもかかわらずこの重要な結果を達成することに貢献した。
具体的にはモンスターファミリー、1200と821のニューモデルの登場のお陰で登録は16,409台 +31%の伸びを記録。
モンスターに加えて899パニガーレは、5,806台 +74%を販売し、エントリースーパーバイクファミリーのボリュームを大幅に増やし、スーパーバイク全体の全世界向け販売で 9,788台+12%で2014年を締めくくった。


北米では、2013年と同じ登録台数を維持。メキシコは8%の伸び。
アメリカは、引き続き全世界でのドカティの販売台数を牽引して、8,804台を販売した。
厳しいマーケットの状況にもかかわらず、南米での販売は大幅に増加した。
特にブラジルでは、CKD(コンプリート・ノックダウン)による現地生産の導入と強力なディーラーネットワークの拡張のお陰で1,174台 +74%を販売した。

ヨーロッパの販売は、主にいくつかのマーケットの厳しい状況に関連して減速した(19,743台 -3%)。もし、イタリアでの登録(4,284台-14%)が他のヨーロッパに比べて、2013年のレベルに到達していれば、UKの二桁成長(2,742台+16%)もあって売上は安定していたはずだ。

アジアは「二桁成長」。
タイの強力な伸び(3,057台+22%)と中国の倍増(+97%)によって、過去最高の結果(5,787台+11%)になった。
※訳注:ここで言う「アジア」には日本とオーストラリアは入らないと思われる。

オーストラリアでの販売は大幅に増加(2,132台+13%)と、日本は2,558台+1%の成長。

ソース:Mondo Ducati