外車2輪の部品、なかなか届かないことありますよね…
時間がかかるのはしようがないと諦めているかもしれませんが、個別に事情はあるので一概にどうこうと言う事はできません。
無いもの以外はあるのですぐ届きますが、あるもの以外は無いのでそういったものは時間がかかることもあります…
最近は多くの欧州系メーカーでは日本に部品倉庫を持っていません(小さいメーカーとか、インポーターは知らんけど)
これは別に手抜きでもサボりでもなく、国際間の流通が発展した結果、各国にローカル倉庫を持つよりも、国際宅配便で直送するほうが効率が良くなったからです。
4輪と異なり、部品の大きさが大きくないことも関係していると思います。
倉庫を集約することで、結果的にサービスレベル(注文がバックオーダーにならずに出荷される率)も高くできるからです。
以前は、ドカティでも日本に倉庫が有ったそうですが、日本倉庫に在庫がない場合、次の定期便での入荷になり大体1ヶ月から1ヶ月半は掛かってしまっていました。
(ちなみに、当時も誤解している人がかなりいましたが、航空便です。船便では有りません)
10年ぐらい前に日本倉庫がなくなり、以降イタリア本国の倉庫から日本のディーラーさんに直送されます。DHLで送られるわけですが、最速だと中2日ぐらいで届くこともあります。(日本の地域によっては、DHLがサービスを行ってないエリアが有り、佐川急便が代行していますがその地域はちょっと時間がかかります…と言っても+1~2日ぐらい)
では、ディーラーで部品を注文してから届くまでの流れを見てみましょう。
メーカーにもよりますが、大体のメーカーは緊急便と通常便があり、それぞれ頼める品目や最低数、最低金額などが定められています。単価の安い部品や、需要が見込める消耗品を、ちょこちょこ注文すると効率が悪いですからね。
以降はドカティさんのケースですが…
お店の規模にもよりますが、週に何回かの緊急便と、通常便を使い分けてるんじゃないかと思います。
緊急便で注文した場合、本社倉庫に在庫があればその日中に出荷されます。もちろん、日本との時差は考慮されるべきです。
出荷されると、その段階でDHLのトラッキング番号が発番されますから、以降の追跡を行うことができるようになります。
DHLの場合、欧州便はドイツあたりの欧州ハブに集約され、香港か中国あたりのアジアハブを経由し、日本の空港(DHLの場合、成田、関空、セントレア、福岡あたり)に届きそこからDHLのデポまで陸送されます。
ここまでで、大体イタリアを出てから3~4日ぐらいです。
此処から先は、DHLもしくは佐川急便がディーラーまで届けます。ただし、DHLは土日に配達してくれません…
先程も言ったように、注文スタイルにもよりますがどんなに遅くとも、1週間以内には届きます。
では、1週間以上経っても手に入らない場合、何が起きてるのでしょうか?
1. ディラーが出荷をある程度まとめてから注文している場合はそこでロスします。
2. よくあるのがディーラーさんが注文を忘れている場合。
3. 本社の倉庫で欠品している場合。
3の場合、ドカティさんの場合はディーラーの端末で本社に在庫があるかどうかはわかります。極稀に、タッチの差で売り切れることもあるようですが…
また、通常次の入荷予定がある場合はシステム上に表示されるようになっているはずです
なので、1週間経っても音沙汰が無い場合は、まずはディーラーさんに聞いてみるべきです。これで、1と2のパターンは交わせると思います。
問題は3のケース。
次回入荷が表示されていても、入荷数量に対して注文が多ければ引き当たらない場合もありますし、とにかく注文を入れないことには始まりません。
表示されている次回入荷予定日に注文しても、その時点で引当が残らないことも有ります。
問題は、欠品で次回入荷予定がシステムに表示されていない場合。
この場合は、ディーラーさん経由でメーカーに問い合わせをして貰う必要があります。
個別には個別の事情があるようですし、入荷の予定が遅れていたり、突然廃番になってしまうケースもたまにあるようです。
いずれにしても、ディーラーさんがのんびりしているとシステムに表示されている以上の情報は得られないと思います。ディーラーさん経由で個別に問い合わせれば、場合によっては代替えの部品が使えるパターンもあります。1ヶ月以上、これと言った情報が得られない場合は、発注を入れているディーラーさんは流石にのんびりしすぎです。プッシュしたほうが良いでしょう。
ここは最終的に人力なので、ディーラーさんの交渉力に期待するしか無いです…
※ちなみに、Webikeとmonotaroは海外のどこかのディラーを経由しているようなので、日本のディーラーから注文するよりも時間がかかるようです。
あと、もう一つ注意が必要なのは、部品番号の検索です。
昨今、いろいろな方法で部品番号を調べることはできますが、部品番号を指定して注文した場合、その部品番号が間違っていた場合の責任は注文した人になりますから、注意が必要です。ドカティさんのパーツリストは、部品の検索にテクニックが必要な場合がありますから、ディーラーさんに調べてもらったほうが良いと思いますよ…
1ヶ月も部品が届かなかった件が話題ですが、ちょっと前までイタリアが何回目かのロックダウンしていたことは考慮しないといけないかもしれませんね
0 件のコメント:
コメントを投稿